個人塾も営利を追求するわけですから、毎年それなりの生徒数を確保できている塾であれば、途中で事業の拡大を目指すのは当然かもしれません。しかし敢えて拡大路線を採らない塾もあり、そのような塾の理念は大いに参考になります。塾は確かに企業の一つですが、教育施設という特質上、拡大によって質が低下することは十分に考えられます。拡大路線に安易に傾かない塾というのは、こうした理念を持っていると考えられるのです。  確かに拡大させることで、新たな挑戦が可能になることもあります。個人塾のレベルでは難しかったシステムを取り入れることが出来ますし、蓄えた教育のノウハウでもって、多くの子どもに独自の授業を届けることも出来ます。しかし敢えて個人塾を選ぼうとしている保護者にとっては、それよりも大切なことがあるはずです。少数精鋭のメリットに魅力を感じて入塾を考えるわけですから、拡大路線を積極的に打ち出している塾には注意した方が良いでしょう。典型的なのは、新校舎を次々と建てているような塾です。そのような塾を選ぶくらいなら、最初から大手を選べばよいのです。  個人塾の入塾説明会で質問すべきことをご存知でしょうか。具体的に説明しましょう。1週間の学習サイクル、教材(カリキュラム)、宿題の詳細、小テストの有無等を聞き出すことをお勧めします。また、成績が伸びない時の対応、予習・復習の方法、鼓舞の仕方、保護者とのコミュニケーションの手段についても問い質しましょう。優れた塾であれば、これくらいの質問に対して煩わしいとは思わず、懇切丁寧に回答してくれます。これらの質問で分かるのは、方法の背景にある理念です。具体的な指導方針は理念を具現化したものですから、少しでも疑問を感じるようであれば、避けた方が良いでしょう。

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