今でいう少人数制塾の普及前に多くあった個別指導塾の一種で、パーテーションで仕切り一つ区切りに机が2~3台置かれ、生徒同士が隣または背中合わせで距離を置いて座ります。そこを講師が行き来して一人ずつ指導します。

最近多くみられるのは、その塾によっては完全に一人の席として独立させてしまう教室もあるようです。

人間関係を気にすることなく勉強に集中できる環境が好まれる理由なのでしょう。

デメリットなことは講師が同時に2~3人の生徒間を行き来して指導するのですから、これに慣れてない講師にあたるとロスタイムが長くなり、また講師が生徒一人にかける時間のバランスを求められ、生徒間で学力レベルに差があり過ぎると難しいので生徒の組み合わせには十分な配慮がされているか見極めなくてはなりません。

カリキュラムも講師が生徒に合わせて個別に作成することが多いのですが、 できる生徒はどんどん先に進み、 できない生徒はマイペースで進みます。また本格的に受験をしたいと考える生徒には受験情報や受験対策に満足できないかもしれません。

学校の授業の補修として利用するには良いでしょう。家庭教師をつけるよりは教材も準備されていて、他面でも面倒は少なく講習も組まれているので十分利用価値は考えられます。

完全マンツーマンで授業を行なう塾もありますが、こちらの塾は珍しく受講側も進学目的や家庭環境も特殊な生徒が多いです。

そのような目的を持った生徒が受講するので、講師の採用条件は当然厳しくなります。学歴や経験はもちろん、筆記試験ではかなりの難解問題が出る程です。なんとか受験を乗りきれた学力では手に負えず、教科ごとに専門知識が必要なレベルのようです。

そのような厳しい採用試験を通った講師ですから、それなりの待遇を受けて当然ということになるのかもしれません。

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